関西低次元トポロジー若手セミナー 2003年度
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12/13(土) 13:00--
桑子和幸(大阪大学)
「結び目補空間予想の解決について(3)」
Abstract:
今回、ようやく本題の定理の証明に入りたいと思います。 目標とすることは前回の予定を流したときの(2)に当たる部分です。
不正確に言うと:考えている交わりのグラフからうまい部分グラフを見て、
(1)あるtype tauをrepresentしないのなら、反対側のグラフにwebがとれる
(2)あるtype tauをrepresentするのなら、元々のグラフでは tau に対応したあるtypeをrepresentしている。
という趣旨のことの説明を目標にしたいと思います。

11/22(土) 13:00--
桑子和幸(大阪大学)
「結び目補空間予想の解決について II」
Abstract:
(1)前回の積み残しになっている、"represent all types"から surgered manifoldは一次元ホモロジーがnon-trivialになる、という 性質を導き出すことを第一の目標にします。
(2)前回は認めた定理の証明に入って行きたいと思います。 多分全部は苦しいので、subgraphがあるtypeをrepresentするとき、 しないとき、どんなことが言えるのかあたりまで出来れば、と思います。

10/18(土) 13:00--
桑子和幸(大阪大学)
「結び目補空間予想の解決について」
Abstract:
結び目補空間予想というのは、 S^{3}内の結び目K_{1}、K_{2}の補空間が同相ならば、 結び目K_{1}、K_{2}は同値な結び目であるだろうという予想です。 今回はこの予想の肯定的な解決について、Gordonによる概説論文
Gordon, Combinatorial methods in Dehn surgery
をタネにして説明して行きたいと思います。 時間に余裕があれば、上記の論文では説明されていない箇所も
原論文 Gordon, Luecke, Knots are determined by their complements
に乗っ取って説明して行きたいと考えています。

9/6(土) 10:30--
宮地秀樹(大阪大学)
「Mostowの剛性定理入門」
Abstract:
Mostowの剛性定理とは体積有限の商多様体をもつクライン群 (実は,もっと一般の状況下で正しい)は変形できないことを 主張する定理である。今回の講演ではこの定理について解説する予定である。

7/5(土) 13:00--
秋吉宏尚(大阪大学)
「双曲デーン手術入門 (4)」

6/14(土) 13:00--
秋吉宏尚(大阪大学)
「双曲デーン手術入門 (3)」
Abstract:
前回の話までで、双曲デーン手術が幾何的に どんな雰囲気のことをやるのかはわかって頂いたと仮定して、 いよいよThurstonの証明をおっかけることにします。
今回の心づもりとしては、
1、双曲構造の微小変形とホロノミーの関係を調べる。 (Canary-Epstein-Greenをネタ本とします)
2、完備双曲構造からの微小変形後に、generelized Dehn surgery coefficientsが定義されることを確かめ、 前回みたような幾何的状況がおきることを確かめる。
くらいを紹介する予定です。

6/7(土) 13:00--
市原一裕(奈良女子大学)
「結び目の不変量について(サーベイ)」
Abstract:
結び目の古典的(または初等的)な不変量の紹介、およびそれらの関係に関するサーベイ。
レジュメ

5/10(土) 13:00--
秋吉宏尚(大阪大学)
「理想四面体分割された双曲多様体の双曲デーン手術」
ノート(作成中)


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