栗屋 隆仁(九州大、修士2年)
タイトル:LMO予想の証明−グラフ代数上での微分・積分の応用

アブストラクト:
任意の単連結単純Lie群$G$に対して、 有理ホモロジー3球面のLMO不変量$\hat{Z}^{\mathrm{LMO}}$は 摂動的不変量$\tau^{PG}$を再現するという予想 (LMO予想、BGRT or Leの定理)に対して一つの証明を与える。 本講演ではコード図が成すグラフ代数上の“微分・積分” について中心的に解説する。これはウェイトシステムと呼ばれる 写像を介することで、実際の(方向)微分・(ガウス)積分とみなせる。 この性質が証明のキーポイントとなっている。